睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、寝ているときに何度も無呼吸や低呼吸を繰り返し、熟睡できずに昼間のねむけや、起床時の頭痛を始め、さまざまな合併症を引き起こす病気です。日本人の2~3%の潜在患者がいると想定されています。睡眠中に大きないびきをかく、夜中に何度も目が覚める、日中傾眠や居眠り運転をよく起こしそうになるなどの症状があり、重大な事故や産業事故にもつながりかねない怖い病気です。
木曜日午後の予約診療です。詳細は外来受付(電話 0868-22-6111 代表)までお問い合わせください。
SASが招く合併症
さまざまな生活習慣病を合併すると言われ、SASでない方と比べると次のような危険性が報告されています。
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検査方法
2つの検査方法があります。
- 入院不要な簡易検査
自宅でセンサを取り付けて寝るだけの簡単な検査です。 - 入院して行う精密検査
脳波検査を含む複数の項目を同時に行い睡眠の質などもわかる検査です。
治療(CPAP療法)
CPAP療法は、睡眠時無呼吸症候群の患者に極めて有効な療法のひとつです。多くの場合、使用したその日からSASの症状は改善されて、熟睡できるようになります。また、SASに伴う合併症の予防や改善にも効果的です。しかし、CPAP療法は対症療法であり、SASの根本的な治療法ではありません。CPAPの使用をやめてしまうと、SASの症状が起こってしまいますので継続することが重要な治療法です。