頭痛外来
頭痛外来(火曜日午後、木曜日午前、金曜日午後、予約不要)
津山中央記念病院では頭痛外来を開設しています。
頭痛には実に様々な原因がありますが、最も重要なことは脳腫瘍やクモ膜下出血などによって引き起こされる二次性頭痛を見逃さないことです。原因に対する治療を行なわないと命に関わることがあるからです。二次性頭痛にはこのほかに慢性硬膜下血腫や副鼻腔炎、髄膜炎による頭痛などがあります。これに対して、片頭痛や緊張性頭痛などのように、いわばCTやMRIで原因が写し出されないタイプの頭痛を一次性頭痛と呼びます。この中で特に片頭痛は約800万人の日本人が悩まされているもので、頭痛の程度が強く、学校や仕事を休んだりすることも多いのです。そのため社会的にも問題になっています。しかし近年、非常に有効な予防薬が開発され、当院でも多くの片頭痛患者さんに投与しています。学校や仕事を休むことがなくなったとか、鎮痛剤を飲む回数が激減したなど、今までの治療薬にはみられなかった効果を実感しています。
たかが頭痛といわれていたのは昔のことです。思わぬ病気が隠れていることもあります。頭痛でお悩みの方は当院頭痛外来を受診してみてください。